Apple Watchで命拾いしたかもしれない話 – EP2

前回からのつづき

術後3週間経過

術後しばらく頻脈気味でした。動悸のような違和感を感じてApple Watchで心電図を録ると心拍数が100拍/分を超えていることがばしばあります。

心拍数が100拍/分を超えるとApple Watchが高心拍数と判定してメッセージを表示します。これが毎日のように続く。なかなか不安でストレスが溜まります。

寝ていると寝汗で目覚めることも度々。

それも1週間ほど経つと徐々に落ち着き、2週間を超えた頃には頻度が減ります。カテーテルアブレーションは心臓の壁を焼灼する治療です。治療による炎症が治まるまでは何かと影響が残るようです。

心房細動の症状はというと、退院当日に出た以降は収まっています。このまま収まるといいのですが。。。

そそもそも1,2ヶ月に1度の症状だったので、しばらくは経過観察ですね。

ちなみに。。。この間、頻脈が気になってアルコール類はまったく飲む気にならず。一滴も飲まずに過ごしています。

術後1.5ヶ月(検査)

検診で術後の状態の確認。お話を伺うと、治療によって心臓に炎症が起きるので、やはり落ち着くまで3ヶ月はかかるそうです。

まあ、それはともかくとして、手術中の映像が記録されてて驚く。(手術中のデータが保存されている)

カテーテルの本数や動きがよく分る。(レントゲン映像なのでグロくはない)

「カテーテルを心臓のここの壁を通して。。。」

と説明されるが、素人目にはどこに壁があるのか、まったく見えない。

「先生、この映像で壁が見えるんですか?私にはまったく見えません。」
「いえ、私にも見えません。」(なんだ、見えんのかい!)
「壁は別のモニターで確認します。」

手術中は映像以外に複数のセンサーを使って総合的に判断して操作しているそうです。プロの技ですね。(たぶん頭の中では映像のように「見えている」のかも知れません)

この映像、記念に欲しいなとか思っているうちに特に問題なしの診断。

ということで次回の検査の予約をして終了。

初ビール

落ち着いてきたので、おっかなびっくりビールを飲んでみる。ちびちびと1缶を1時間かけて飲む。酔ってもなにごともなく一安心する。

術後4ヶ月(検査)

頻脈の症状も落ち着いて、普通の生活に戻ってきました。この間、心房細動の症状はでていません。

心電図、レントゲンを撮る。どちらも問題なし。

たまに心臓が気持ち悪いときがあって、心電図のPDFを持って行って相談すると期外収縮で特に問題ないとのこと。

薬は量を減らして、次回の検査(8月)で問題なければ投薬終了。

どうやら経過は順調なようです。

術後半年

気がつけば、あっという間に半年が過ぎました。その後はというと、すっかり落ち着いています。日常生活も問題なし。

ただ、しばらくアルコールを控えめにしていたら、すっかり弱くなりました。だいたい缶ビールで1缶で酔って寝てしまいます。(これはこれでリハビリがいる)

病院の検査も問題なし。ということで薬も終了です。経過観察で4ヶ月後に検査の予定はありますが、今のところ順調な経過をたどっています。