日比谷公園に現金が落ちていた話

現金が落ちてました。
これです。↓石のお金、「石貨」です。
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どっから持ってきたんだ、これ。とか思いながら説明書きを読んでみると。。。
本物でした。(レプリカだと思ってみてた)
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写真が少々見にくいので、要約すると、1924年(大正14年)にヤップ島支庁長から寄贈。当時の価値で1,000円ぐらいで通用とあります。
ヤップ島、いまだに石貨が流通している島です。
20年ぐらい前に行ったことあるんですが、少なくとも当時は流通しているという話でした。たぶん今でも流通しているんじゃないだろうか?
戦前は日本領だったことは聞いてたんですが、調べると1920年〜終戦まで日本領だったらしいので、その当時に贈られたもののようです。

ところで当時の価値で1,000円って?

大正、昭和初期を舞台としたドラマなんかだと数十円でも大金みたいな表現があるので結構な金額じゃないだろうか?ちょっと気になったので、調べてみました。

ググってみると国立国会図書館のサイトに参考になるデータがありました。
過去の貨幣価値を調べる(明治以降)

卸売物価指数による換算例として次のような記述があります。

(例)大正5年の1,000円は現在の何円に相当するか?698.4(平成18年の指数)÷0.756(大正5年の指数)=923.8倍1,000円(大正5年)×923.8=92万3,800円(平成18年)

大正5年の例なので、大正14年ではもう少し価値が下がってるんじゃないかと思います。まさかと思うけど価値が半分ぐらいだとしても50万円の価値はありそうです。

ということでヤップ島へ持って行ったら、50万円相当ですよ、これ。持って行く方がコスト掛かりそうだけど。

なお、この石貨、土地の売買とか、冠婚葬祭などで使われるものなので、普段の買い物には使用できません。

場所はこちら。グアムとパラオの中間というかパラオ寄り。


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