天白磐座遺跡(てんぱくいわくらいせき)

直虎で盛り上がる龍譚寺へ行ってきました。浜松の井伊谷(いいのや)のお寺は、ちょうど紫陽花が見頃で見事でした。image近くの水田の一角には、例の井戸が突き出すようにあって、由来を知らなければなんだか分からない感じです。写真には写ってませんが、すぐ左手は住宅地が広がっています。直虎が大河ドラマにならなければ、のんびりとした土地なんでしょう。2017-06-17 13.57.14で、ついでにと言うか、こちらが本命で訪れたのが天白磐座遺跡。遺跡にはめっぽう弱いのです。大河ドラマでも1話か2話で登場している、巨石が並ぶ遺跡です。どこか別の場所で撮影したのだろうと思っていたら、なんとこれも同じ井伊谷。龍潭寺から1kmほど離れた渭伊神社(いいじんじゃ)という所にあります。というか神社のご神体っぽいのですが、小高い山のてっぺんに鎮座しています。(神社から50m登ったところにある)

巨大な石が2個鎮座していて、古から信仰の対象になっていたようです。というか、これは確かに神秘的というか何か拝みたくなる場所です。この2個以外にも周りには巨石や巨木がごろごろしていて見応えがありました。

思いのほか歩き回って、早速日焼けしました。顔が痛い。

発掘される

土曜日(2015/5/30)の地震、揺れましたね。個人的には特に被害もありませんでしたが、会社の資料は悲惨な状況になっていました。
テーブルの上に並べてあった、資料の山が崩壊。

よく崖が崩れて化石が出てきたとか、遺跡が出てきたとかいう話を聞きますが、資料が崩れたらこれが出てきました。

お祓いの際に頂いたものが地層(資料)に挟まってたんですね。化石になる前に見つかって良かった。持って帰って、ありがたく使わせて頂きます。

貝塚はどこだ?

日本考古学発祥の地、大森貝塚を訪ねてみました。
JR大森駅から5分ほど。いきなり案内板が現れる。というか、ビルの前に何気なく入口の案内が。。。
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NTTデータのビルの敷地内にあるようです。(まじか?)
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ビルの間を進むと、モース博士像登場。遺跡らしくなってきました。
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そして、大森貝塚登場、ってか記念碑?隣はマンションですかね?
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しかも、こんなロケーション。
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京浜東北線の線路脇です。
後で調べてたら、モース博士、横浜から東京へ向かう汽車の窓から貝塚を見つけたとか。発掘じゃなくて、当時は露出した状態だったんですね。
で、貝塚はどこ???
場所はこちら。NTTデータ大森山王ビルとザ・山王タワーの間を入った先。(Googleマップでマーカー出てこないとか、なぜ?)

 

大船遺跡(函館市)

縄文文化交流センターですっかり縄文にかぶれてしまって、その足で遺跡を見に出かける。大船遺跡は縄文文化交流センターから車で5,6分。海沿いの小高い丘の上にある。(大船遺跡といっても神奈川の大船ではないですよ)
海岸から近くて、すげー眺めがいい。

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で竪穴式住居の跡である。写真だとスケール感が変だけど、深さは2m以上もある大型の住居跡。

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発掘中の写真を見ると、とんでもない大きさなのが分かる。落ちたら這い上がるのが大変そうです。豪邸ですよこれは。

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こちらが復元された竪穴式住居。縦穴がなくても、十分天井高そうな大きさです。

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こんな住居跡が複数ある。結構な人が住んでいたようです。
で、無造作に並べられて石皿の数々。あまりに数が多く、無造作に置かれているので石垣かと思ったぞ。

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近づいて見ると、人の手が加わっているのが分かる。かーなり割れてます。

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帰りの飛行機の時間が気になって、ゆっくり見れなかったけど、かなり満足。
場所はこちら

函館市縄文文化交流センター(縄文ロマン南かやべ)

何とはなしに、縄文文化に触れてみる。

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移動ルートの途中で立ち寄った道の駅なんだけど、これが意外に面白い。
展示品が充実してて、珍しいもの満載。

アスファルトが付着した土器

なぜアスファルト?って思ったら、自然に地表に浸みだした原油から取れたアスファルトを接着剤として使っていたようです。日本全国、割とあちこちで使われていたようです。

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石刀

石斧は鏃はともかく、刀ですよ、刀。ピンぼけしているのが残念だけど、刃渡りは30cmほど。何に使ったんでしょうか?

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翡翠のアクセサリー

細工が細かくて、どうやって作ったんだろうと思える一品。今でも売ってそう。

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赤漆塗り注口土器

ぱっと見、どっかの茶の間に置いてそうな形の土器。漆も当時使われていたそうで、副葬品にも見られるとか。

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足形

幼い子供が亡くなったときに足形を取って形見とした粘土板。普段持ち歩いて、本人が亡くなったときには一緒に埋葬したようです。

説明読んでいて少々切ない気分になりました。(本当にかわいらしい子供の足形がついている)

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土偶(国宝です)

国宝クラスというか、国宝認定の土偶。縄文初期のものだそうで、この時期の土偶は女性を模しているそうです。(後期になると男性モデルもあるとか)

最初からこういう形なのかと思ったら、腕の部分は意図的に壊されているそうです。(CTスキャナーで取ってみたら、腕の分は最初から壊れるような構造になっていたとか)

一般には副葬品であることから、埋葬者が生前、体の悪かった部分を砕いて、来世の健康を願ったという説があるそうです。優しいぜ縄文人。

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ただし、こちらの土偶が発掘された場所に埋葬者はなく、翡翠と、それを囲むようにサークル状に配置された石が見つかったので、なんらかの儀式、あるはシンボルのような使われ方ではないかという話でした。

展示室にいた人(たぶん学芸員)に質問したら、ものすごい詳しく説明してくれました。ありがとうございました。

あのひと、この分野がホントに好きで働いているんだろうなー。
場所はこちら。