不透明な壁

海外の開発会社とメールのやりとりをしていたら、’Opaque wall’という表現が出てきました。直訳すれば「不透明な壁」です。でも壁って普通は不透明ですよね。なんでわざわざ不透明を強調する?
この手の表現って、言語の構造とか、それぞれの文化の影響なんじゃないかと思いますが、不思議です。似たような表現で、グラフィックス系のアプリケーションでは「Opacity」というのがあります。
こんなの↓
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これも日本語に訳すと「不透明度」になります。このスライダーを動かすと100%で不透明だから、ああ、全く透過しない状態になるわけな?とか思うわけですが、感覚的には「透明度」としてくれた方がしっくりします。(しない?)
文書であれば意訳することもできそうですが、アプリケーションだと100%の値の意味がひっくり返ってしまうので、そうも行きません。結局のところ、日本語版のアプリケーションを作るときにはぎこちなーいと思いつつも「不透明度」を割り当てる事になります。担当者としては内心「気持ち悪いなーっ」とか思っているのです。
そんな訳で、アプリケーションに分かりにくい日本語を見つけると、担当者も苦労したんだろうなーとか思うわけです。これが塗りつぶす機能では「Transparency」(透明度)が割り当てられます。似たような機能なのに、このあたりの使い分けが分かりません。不思議です。
誰か英語の得意な人、教えてプリーズ。


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